山田鐘人/ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア


ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア(1) (サンデーうぇぶりコミックス)

■一ページショートもの、科学者とロボットのバカコント風コメディ。 その背景にシリアスさがある、というのも含めて、いま流行りの作風。

ちょっと口の悪い少女と男性の同居話。というか少女はロボットであり、 人間社会を学習中。男性は博士であり、人付き合いは殆どない。 そんな設定で展開する一ページショートもの。


ネームのようなラフ画的なスケッチで、少女はかわいいが無機質、 博士はメガネの影響もあり能面的。画力の問題かもしれない その特質をキャラクターの設定に活かしてみたのは面白い。


漫才コントのような設定だが冒頭の話から世界の状況が示され、 ここは隕石が落下し道の病原体による完全が爆発した後、 つまりは世紀末的状況であることがわかる。 なので、ほぼ人は見当たらない。すれ違うこともない。


そうしたなか、物語は、過去の話と未来への視点を交えて展開される。 ところで、博士は学校時代からぼっちであった、ということなのだけれど、 いやその人は知り合いを超えた友人なのでは?という人物がいるのはどうなのだろう。 とはいえ、ぼっちだった彼が、互いに失うと寂しい存在を手に入れ、 幸せを噛みしめる、という展開は綺麗。綺麗なまま話を終わらせればよかった 気もするが、これは1巻であり、続刊もある様子。


寧ろこの内容でもいいから 続刊なしで完結のほうがカルトにはなったと思うが。昔見た『バーディ』 という映画の最後が、人を食ったようで、なんじゃそりゃと思った覚えが あるのだけれど、巻末にはそんな印象を抱いた。


【データ】
山田鐘人 (やまだかねひと)
ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピア
【初出情報】サンデーうぇぶり 【発行元/発売元】小学館 (2017/6/12) 【レーベル】サンデーうぇぶり少年サンデーコミックス 【発行日】2017(平成29)年6月17日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
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気づけばいつも孤独だった“ぼっち博士”と、 博士を悪気なく罵りまくる“ロボット少女”。 終わりかけの荒廃した世界に遺されて、 絶望的で幸せな日々を過ごしています。
サンデーうぇぶりで大人気。 せつな楽しいユートピア・コメディー!!


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