【オススメ】 小田原愛/魔喰のリース


魔喰のリース 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】魔法をめぐるダークファンタジーとして読めば面白い。

顔にケガのある少年が唯一普通に接してくれた女の子、 その彼女を失った彼は、俺が必ず生き返らせてやる、と誓う。


という冒頭はありつつ、話は、王国の城下町で捜査官がまた顔のない遺体に 遭遇するところから始まる。今月に入り女性ばかり5人目だと。 更に場面は切り替わり、王宮に忍び込み倉庫からお宝を盗もうとする三人組。 しかし見回りの者に見つかってしまう。彼らが逃げるところで ぶつかった人物は、宝物のほか蘇生魔法の書を持っていた。そこに先の捜査官も 居合わせる。


冒頭の少年が盗賊の一人のようだが、しかし顔にケガなどはない。 彼は逃げる魔道士がかけた魔法を受けて喰らい無力化する、 魔喰という世にも稀な能力を持っているのだった。魔力を吸い取って喰うことができ、 それが彼にとってのエネルギー源であるらしい。 彼は、王宮に忍びこんだことを減刑してもらうかわりに、捜査官に協力することになる。


しかしその協力方法が、喰った魔力には味の違いがあり、それゆえ誰の魔法であるのか がわかる、というものなので、その操作方法は他人にはさっぱりわからない。つまり 読者は、ふーんそうなのね、と思うほかないので、要するに捜査もの推理ものとしては 読めない代物になっている。加えて、主人公を含めて3人組だったはずの登場人物が 早々に退場。捜査官とのバディものになったとはいえ、複線で物語を進めていけば いいのに勿体無い、というかこれは読者に対して失礼な展開ではなかろうか。


とはいえ魔法を喰い、その味見で誰のどんな魔法かを判定できるという能力は面白い。 巻末のエピソードは謎解きがありそうな展開で、でもまともに謎解きするとなると 主人公の特殊な能力は必要なくなってしまうので、となると本作は推理モノ展開を 期待すべきではないのだろう。 続刊リリース済→魔喰のリース 2 (ジャンプコミックス)


【データ】
小田原愛 (おだはらあい)
魔喰のリース
【発行元/発売元】集英社 (2017/3/3) 【レーベル】ジャンプコミックス 【発行日】2017(平成29)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 魔喰のリース 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

“魔法”をきっかけとして起こる事件は、犯人逮捕が非常に困難で難事件として扱われていた。そんな中、とある事件を追う王宮捜査官・アンネは魔力を喰うことが出来る青年・リースと出会い、様々な怪事件に挑んでいく――!! 『魔法』と『謎解き』、異色のクライムファンタジー開幕!!


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