【オススメ】 まさゆみ/バンディセブン


バンディセブン 1 (BUNCH COMICS)

■【オススメ】 世紀末、異能者とそのマスターのバディもの。なんでもありなので面白い。

荒れた世界。カルト革命団体の爆破テロを防いだのが主人公二人。 そんなことは誰も知らないだろう、とダイニングで話しているなかで、 食い逃げする男、それを阻止するためナイフを投げ即死させる店主、 外での撃ち合いの流れ弾が飛び込む店内。ちなみに革命団の主張は、 人類を平和と平等に導く、というもの。それを「正気の沙汰じゃねぇな/ 人の本質を否定なんざするから神の怒りを買ったんだこの狂信者共は!」 と揶揄する客、その客にコーヒーをかけてしまうウェイトレス。 その揉め事に乱入する主人公の片割れ。店の外で彼はいともかんたんに 因縁をつけていた客をあしらう。と思いきや、因縁をつけられていた ウェイトレスが今度は彼にナイフを向ける。


彼は「神の使徒(みつかい)」 と呼ばれる存在らしい。特殊な能力を持つ異能者。 その異能者と人間がバディとなって動き、依頼を片付ける仕組みであるらしい。 一言でいえば、世紀末ものダークファンタジー。弱肉強食の世界。 その設定は皮肉が効いている。 この世界は狂ってる、というのは正しい。が、人は奪われてはいけない、 と主張する人々が爆破テロをしようとする点で、 やはりどこかがおかしい。


この世界では

結局は「奪い盗る」しかないんだよ/自らの思想・・・・・・自分の居場所を 確立するにはね/別の何かの思想や居場所を「奪う」に他ならないんだ
と。それはもう、そういう世界であるのだと。
何処にも居場所がないなら何処だって居場所に出来る
まぁサバイバルしていくには、そう考えるしかない。


資本主義で民主主義な社会にも皮肉な言葉を主人公が吐く。 そのせいで完全に思考停止に陥った。 嘘を信じる振りがうまかった、その結果、 偽善と格差が 世界を覆った、と。


文明が後退している社会のようで、クルマやコンピュータは 特別な贅沢品であるという。 異能者自体もどうやらロストテクノロジーの末裔であるようで、 つまりは科学で作られた人間兵器であるらしい。 そんな世界の話で、超能力も出てくるので、話の自由度は高い。 しかも主人公たちの所属する会社の中でもあれやこれや。 上司は肝っ玉の据わった人だが、それを狙う者もおり、 その糸を引いているのが誰か、というところで巻またぎ。


絵は正直言って読みづらいのだが、 世界観は面白い。 なんでもありな分、寧ろ話の構成は難しいと思うのだが、 読みやすい切り取り方でエピソードを描いている。 無法地帯のように見えてそうでもないという設定が おそらく上手く効いているのだろう。 続刊の展開は難しそうだが、これで ますます加速するようなら、どこまでもついていきます。


【データ】
まさゆみ
バンディセブン
【発行元/発売元】新潮社 (2017/6/9) 【レーベル】BUNCH COMICS 【発行日】2017(平成29)年6月9日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ バンディセブン 1 (BUNCH COMICS)

行き過ぎた資本主義と格差の果てに滅亡した世界が舞台。そこは「己の欲するままに奪う」ことが最も尊いとされる終末世界。そんな無法地帯で屍体からミサイルまでなんでも扱うブローカー業を営むロクサンとヒューゴのコンビは今日も金の匂いとトラブルの罠に誘われて旧ルート66を疾駆する。最強のバディが巻き起こす異色ダーティーファンタジー!


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