逃げ恥ドラマは明日が最終回


●逃げ恥こと「逃げるは恥だが役に立つ」は明日火曜が最終回。ここまで視聴率が一度も下がることなく推移している稀有なドラマである。星野源のエンディングテーマ「恋」もロングヒット中。ドラマ開始前にリリースしたのは慧眼だろう。

●このドラマだけは毎回追いかけている。概ね原作を踏襲して展開されてきた本作だが、終盤に来て違いが出てきた。ヒラマサがリストラ対象になる、というのは、原作にはない。原作では、部署は対象になるも彼は同僚に誘われて別の会社にすんなりと転職する。

●設定をいじってまでリストラ云々をクライマックスに持ってこざるを得ない点は、連続ドラマの越えられない壁、なのかもしれない。原作ファンとしては、うーん、と思いはする。とはいえ、全集もってきて読みながら口座の噺に「違う」とつぶやくような融通の利かない客のようなことを言うのも粋じゃないことは自覚している。

●原作では転職後、契約結婚から疑似恋愛を経て籍を入れましょうという段階になり、では私の仕事としての契約や賃金はどうなるのか?とみくりが思いはじめ悩む展開があり、そこにやっさんの八百屋の話から商店街活性化への関わりが生まれる。だがドラマではその要素はすでに突っ込んでいる。

●なるほど。この辺の整理の仕方は、原作読み込んだゆえのいいお仕事だな、と思う代物。いま乗りに乗っている脚本家、野木亜紀子氏ならではの仕上がりなのだろう。最終回、楽しみにしています。

一巻レビュー: 【オススメ】 海野つなみ/逃げるは恥だが役に立つ ちなみに 2013年のベストセレクション では筆頭にあげております。


第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞 最終候補作品発表

朝日新聞社 -手塚治虫文化賞 - The Tezuka Osamu Cultural Prize -こちらは9作品がノミネートされています。結果は4月初旬には公表される模様。

候補作は以下のとおり。こちらの場合はリンクなしは紙書籍のみが2冊と、2005年開設の当サイトでは対象外の「NARUTO」の3冊がレビューなし。

ほしよりこ/逢沢りく
島本和彦/アオイホノオ
松井優征/暗殺教室
荒川弘/銀の匙 Silver Spoon
大今良時/聲の形
津原泰水、近藤ようこ/五色の舟
コージィ城倉/チェイサー
岸本斉史/NARUTO-ナルト-
洞田創/平成うろ覺え草紙

普通に考えたら、「NARUTO」にあげとけよ、と思いますがどうでしょう。


マンガHONZ超新作大賞 2014発表

マンガHONZレビュアーが選ぶ、この1年のベスト・オブ・第1巻は何?「マンガHONZ超新作大賞 2014」を発表します! - マンガHONZということで、そういうサイトがあるならもううちは閉めていいんじゃないかと思わなくもないですが、しかし集合知ってものはやっぱり少々毛色が違うのかなぁ、という結果になっておりました。なんと、殆どの作品を、買いたくなくて買っていない、買ってはいるが読んでいない、読んだがレビューするのを躊躇している・・・という結果でして、もうその手の漫画に興味がなくなっているのねウチは、と自分自身で衝撃な事実を確認した次第。

1位:山田太一、新井英樹/空也上人がいた
2位:うめ(小沢高広・妹尾朝子)、松永肇一/スティーブズ
3位:ほしよりこ/逢沢りく
4位:奥浩哉/いぬやしき
4位:村上竹尾/死んで生き返りましたれぽ
6位:都留泰作/ムシヌユン
7位:山本さほ/岡崎に捧ぐ
7位:堀越耕平/僕のヒーローアカデミア
9位:阿部洋一/橙は、半透明に二度寝する
9位:佐久間結衣/コンプレックス・エイジ

2作品しかレビューしていないですね。時間があれば遅ればせながらレビュー検討してみます・・・。


マンガ大賞2015ノミネート作品発表

マンガ大賞2015のノミネート作品が発表になりました

まずノミネート作品を選出し、その後、大賞が選ばれる、というアカデミー賞方式は、正しい。ソニーの流出メールでも明らかになったように、賞は、ノミネートされることに意味がある。商売的に最も美味しい。漫画本を売りたい賞として作られた賞だけあり、ポイントをついた設計となっている。

ただし。今回のノミネート作品数14というのは、少々多い。同点だったから、なんだろうけれども、両手超えちゃあダメでしょう。

さて、ノミネート作品です。リンクは当サイトのレビューページとなります。

坂本眞一/イノサン
さだやす・(ストーリー協力)深見真/王様達のヴァイキング
東村アキコ/かくかくしかじか
松浦だるま/累
椿いづみ/月刊少女野崎くん
大今良時/聲の形
田島列島/子供はわかってあげない
高野文子/ドミトリーともきんす
石塚真一/BLUE GIANT
市川春子/宝石の国
竹内友/ボールルームへようこそ
三部けい/僕だけがいない街
堀越耕平/僕のヒーローアカデミア
ヤマザキコレ/魔法使いの嫁

「累」は面白いと思ったのだけれど本がどこかに行ってしまいレビューしないまま。「ドミトリーともきんす」は紙書籍で買った数少ない漫画で、これも確実に面白いし紙書籍で出す意味もあると思いつつ、読み込んでからレビューしたい、と思い結局そのままに。

個人的に順番つけるなら、1.子供はわかってあげない、2.僕だけがいない街、3.魔法使いの嫁、4.BLUE GIANT、5.ドミトリーともきんす ですが、実際に投票権があったら、この順ではありません。まず、一巻本は商売にならないので投票しません。高野文子コーナー作ればいいかもしれませんが。完結本も余地がないのでナシ。なので田島列島作品を一番手にはしません。あと、まだ第8回の大賞なのに過去に「岳」で受賞歴がある石塚真一さんに再び授賞するのはバランス的に悪い。そう考えると、私は「僕だけがいない街」を筆頭にあげると思います。なおこの賞は8巻までノミネート資格があるので、極力巻数が出ている作品、あるいは週刊連載で次年度はオーバーしてしまうことが確実な作品を優先して投票するかもしれません。「書店員」が選ぶ賞であり「8巻」規定がある、ということは、つまり、そういうことです。逆にいえば、皆が理性的に選ぶなら、選ばれる作品は想定できる、ということになります。まぁ競馬と違うので当てたところで何も見返りありませんから、予想するのも無駄ですが。


第60回(平成26年度)小学館漫画賞 受賞作発表

第60回(平成26年度)小学館漫画賞 が1月21日に発表となりました。 受賞作は以下のとおりです。

【児童向け部門】 小西紀行/妖怪ウォッチ

【少年向け部門】 田中モトユキ/BE BLUES!〜青になれ〜

【少女向け部門】 和泉かねよし/女王の花

【一般向け部門】 こざき亜衣/あさひなぐ 島本和彦/アオイホノオ

リンクは本サイトのレビューです。評価はリンク先を御覧ください。「妖怪ウォッチ」は児童向けでもあるしとはいえ面白いけど紹介しようかどうしよう、と悩んでいたら大ブームになってしまったのでそのまま放置した次第。


芳崎様申し訳ありません。

初出情報を調べた所で書きなおすべきだったのを修正せぬままにアップしてしまいました。・・・何の話かと申しますと、 芳崎せいむ/風のゆくえ 天のめぐり に関してです。


理解できない設定、と思ったのは、時代を感じさせる設定、と思うべきでした。実際、さすがにオカシイ、と思い調べたところ1997年作品であることにたどり着いており、そこまで記したのだから本文も訂正すべきでした。1997年当時にパソコンを使えない雑誌記者がいても、それは十分、ありうる話です。


当時はテレホーダイ後ですがグーグル以前の時代で、当時の職場ではBYOD、自前のパソコンを持ち込んで使っているような状況で、ようやく事務所にパソコンが1台入って本社とつなごうか、という段階でした。メディアでは最先端のネット、パソコンを扱うべきで、そうしている人もいる反面、背を向ける人もいました。その状況を考えれば、パソコンを使える同僚と使えない主人公、という設定は、寧ろ上手な構図であったと思います。


ところで、小説は風俗から風化して読まれなくなる、ということを言われます。漫画でも同様でしょう。当時のメディアを扱っている本作は、そのメディアを扱った部分が、17年の間に風化してしまい、違和感を覚えさせたわけです。逆にいえば、それ以外の部分は風化しておらず、だからこそ普通に読めてしまい、かつ強烈な違和感に繋がったといえます。全体に古びていれば逆に、ああ、過去の作品なんだなぁ、と思ったはずなので。全体的に、今の芳崎せいむ氏の作品と、さほど雰囲気が変わらない、ということでもあります。


時の流れを越えるのは、風化しないものだと言われます。プロダクトでも、世間は最先端の流行を追いがちですが、実際に成功をおさめるのは枯れた技術を使ったものです。なぜなら、枯れている技術は安定しており、だからこそ、その安定の上に、新たな使い方を組み立てられるからです。小説も漫画も、風化しない作品は、同時代性とは離れた作品です。


本作の場合、「考古学」という、古びようがなさそうな題材を扱っています。そこに「メディア」の人間が絡むことで、古びる要素が出来てしまっています。しかし、元々の構造を考えると、この対立しそうな二者を持ちだしたことこそに意味があるのかも?と思えます。古きを知る考古学は、日進月歩であり、日々新しい発見と理論の創出があり、進化している。一方でメディアは先端を行きつつ、実際そういう同僚もおり、また消費者におもねればいいんだよ、と言いもするのだが、主人公はその中で、それは違うのでは、という立ち位置を取りつつある。その対比がひとつの見せ所、なのでしょう。


それが、作品発表当時はヴィヴィッドに機能したが、17年経った今読むと、実際に週刊誌が死に体であることから、メディア側のあり方がまったくもって古びて見えてしまい、対比として成立しなくなってしまいました。そういう宿命にあった作品といえるでしょう。


リサーチ能力のなさ、でいえば、国立国会図書館のあとは古書店のホームページ、という流れになっており、これは漫画としての展開としては自然ですが、考古学に強い大学とか、公立図書館とかっていうのが本当のところだと思います。そうなるとこの物語の展開に合わないですし、そもそも流れを考えると仕方がありませんが、当時の記者であれば、今よりも、リサーチ能力は長けていたはずで、その点で、この主人公はなんなんだろう?という思いは、時代の違いを別にしても否めないところではあります。


ところで。本作が1997年作品であることはアマゾンで調べてわかりました。つまり旧作再発と知らずに買いました。1990年代は私は映画と音楽に金と時間を使うのが殆どで漫画はさほど読んでいなかったために本作のことは存じ上げませんでした。紙の書籍であるならば、帯に再発の旨、記されてたのかもしれません。が、この電子書籍には、初出情報が記載されていません。奥付部分も、2014年発行とあり、マルシー表記も2014です。他の情報はありません。この点は版元さんにどうにかしていただきたいところであります。



青少年健全育成条例なんて、必要なのか。

東京都、青少年健全育成条例の“漫画・アニメ”新基準で初の不健全図書指定  ということですが。言いたいことは色々あります。今回の事例にとどまらず広げて話をします。

・まず。漫画でどのようなことが描かれようと、実写ものではないので、無理やり行為に及ばせられているような被害者は存在しません。児童ポルノだのと訳が違います。その時点で、犯罪の類とは一線を画します。

・では、被害者がいないならどんなことでも表現して良いのか?たとえば誰かを傷つける名誉毀損的なことはありうるだろうし、読むものを不快にさせることもあるだろう。そういうものを許可して良いのか?答えはただひとつ。表現は許可すべきです。

・何か問題があれば民事であらそえばいいのです。とはいえ民事訴訟のゴールは和解であって、正しい正しくないを決めることではありませんが。勘違いしている人がよくいますが、基本的に民事の裁判は、正義を争う場ではありません。

・とはいえ、表現者は、その責任を負うかぎり、何を言っても構いません。ただし。その意見に対する反論には場を与えるべきであるし真摯に受け止める必要はあるでしょう。なのでたとえばナチス・ドイツを礼賛するようなことや、ユダヤ人差別というものも、表現としては本来認められるべきです。それを法律で規制するなどというのは、暴挙です。ただし、そうした表現を行った人は相応の償いを求められてしかるべきではあります。

・そうした観点からすれば、不健全図書だの有害図書だのということを、公的機関が決めるなんてのは、ナンセンスです。なぜそんなことをしなければならないのか?なぜするのか?それをまず問うべきでしょう。

・風紀を乱す、といった理由で公権力が規制し処罰することが歴史上よくありました。今でもあります。それは、社会の変化を脅威とみなすからでしょう。権力者、というか、既得権益者は、既存の仕組みが継続することを望みます。地球が温暖化するといってなぜあれほど騒ぐのかといえば、そうした既存の仕組みが通用しなくなる可能性があるからです。逆にいえば、目端が利く人や一発逆転、下克上を目指す人などは、変化は大歓迎のはずです。世の中、成功した仕事や会社は、常に、グレーゾーンを歩いたものです。法的には真っ黒ではないがグレーである、なので大企業は手が出せない、そこでベンチャーが勃興しのし上がっていくのです。アップルはそもそも著作権から商標から社名からグレーだったわけだし、グーグルも日本では誕生できなかったわけだし、アマゾンは税金払わないわ、TSUTAYAなんてレンタルレコードからだからグレーもいいところで・・・。

・加えて、こうした規制を実施するには、実施する部署と人員が必要です。そこになぜ金を割いてまで行うのか、といえば、そうでもしないと公務員を雇っておく場所が確保できないから、です。そこに配属されれば、従事するものは仕事をせざるを得ません。とはいえ、業務命令だからするほかなかった、というのは、だったらお前命令されたら人殺すのかよ、という話になります。業務命令でも、まともでない仕事をしたら、するほうも責任に問われるべきです。勿論、業務命令というのがそもそもNGなのですが、そういうことを認識しているボスであれば、こういうバカな職務を仕事に設定しませんから、詮無いことです。

・一方でこうした訳のわからないことを、私的な機関が主張する場合もあります。その圧力あるいは後押しで公的権力が規制に走る場合もよく見ます。その場合、私的な機関は、私的であるだけに、ポジショントークとして行っているにすぎません。その背景には、主張する連中の利益になる要素が隠されています。勿論、目立ちたいから、とか、キチガイなだけ、ということもあります。それも、彼らの利益です。もっと生臭い話はあるでしょう。不思議な私的機関が、どうやって儲けているのか、あるいは背景に誰がいるのか、金主はだれなのか、誰から金をもらっているのか、スポンサーはそのことでどのような利益を得られるのか・・・こうしたことを掘っていくことが重要です。

・日本は、独裁国家ではありません。加えて、宗教に支配されてもいません。キリスト教の支配下にある欧米よりも、もともとはまともな国です。そういう国で、なぜ規制が必要なのか。寧ろ規制がないほうが、文化も、経済も、発展します。せっかく規制がない条件下にあるのに様々なルールを作るのは、バカバカしい限りです。性的な表現の抑制も、本当に必要なのか?を考えるべきでしょう。

・性的に抑制された人ほど性犯罪をおこしがちです。無菌状態で育てられたものは、抵抗力がつきませんので、菌のある世間に出れば脆いでしょう。そもそも。未成年には性的なものを見せてはいけない、みたいなルールは、一体誰が決めたものなのか?逆でしょう?寧ろ未成年にこそ、むやみな性行動に出ないように、ポルノグラフィーを提供すべきなのでは?未成年はそんなもの見ちゃだめだ、ってのは、実際に行為におよべ、ってことですかね?でも、成年になっても相手がいない寂しい人のためのものなんだよポルノは!と強く言われたら、ちょっと悲しくなって納得しちゃいそうですが・・・。


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