【オススメ】 鬼龍駿河/カントリー少女は都会をめざす!?


カントリー少女は都会をめざす!? (1) (まんがタイムコミックス)

■【オススメ】 都会に憧れる地方都市の少女を描く4コマもの。 キャラクターの設置バランスが絶妙。

舞台は地方都市、都会に憧れる少女を中心としたお話。 憧れるあまり、大阪から転校してきた 同級生まで崇めてしまうというアホな展開で 漫才が始まっていく。


この漫画の素晴らしいところは人物配置。 そんな憧れ女子の友人は、更に田舎から 引っ越してきた子という設定。で、この子は 普通に客観的に全体を見ている。とはいえ 彼女はツッコミはしない。


この3人の関係性が絶妙。 よくこういうトリオにしたなぁ。 いい感じの田舎ネタで、あるあるや残念ではあっても 別に田舎批判というわけでもない ところも心地よい。


まぁ、都会生活に憧れる 子には大変そうな環境だなぁ、とは思うものの、 友人に恵まれていたら楽しい学生生活だろう。 うん、そう思うことにする。


【データ】
鬼龍駿河 (きりゅうするが)
カントリー少女は都会をめざす!?
【発行元/発売元】芳文社 (2018/9/6) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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ローカルJK、魂の叫び!! 都会の香りでご飯三杯!? 関西のとある町に住む八重は都会に憧れ、見るもの全てを都会に変換するJK。集団を見れば都会の行列に、大阪出身の同級生を神格化。こんなに憧れているのにいつも畑の砂が舞う中通学。普通の友人の日常を八重の都会妄想がぶち壊す!? ローカルギャグ4コマ。



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【オススメ】 タアモ/あつもりくんのお嫁さん(←未定)


あつもりくんのお嫁さん(←未定) (1) (KC デザート)

■【オススメ】二代目だ許嫁だ友情だと 時代錯誤な設定の話を、芯の強いキャラクター でさらりと見せる。

ヒロインは別に名家というわけでもないが、許婚がいる。 父親の、亡くなった親友の息子で、彼のことは、好きでもなんでもない、ということにしている。なぜなら、彼女の親友が、許婚の ことが好きだから。


そんな彼女が、東京で働く祖父が連れてきた友人という、 二歳年上の少年に出会う。彼に一目惚れした彼女は、 身上の話もするうちに、東京にでてくればいい、 もっと勉強もできるぞ、と言われ、そんなこと考えたことなかった、 とその気になる。


頑張って勉強して、件の彼のいる学校に進学したヒロインの話。 自分に敷かれたレールを断ち切るために覚悟し、 自力で道を進もうとする彼女の健気さと強さはすごい。


一方、もうひとりの主人公である少年が 敷かれたレールを進むのかどうするのか、という話でもある。 ヒロインを見ながら、彼は自身の人生をどうするのか。


いずれにしても、許婚だの親の決めた進路だのに 囚われる生活は時代錯誤だが、ファミリービジネス の世界では確かにまだありそう。そんな中、 割と縛りが軽そうなヒロインの事例から話をはじめて いるのは上手い。そして、同じような境遇の話を 重ねる設計は物語の構築上珍しいパターンであり、 どう転がすのか興味深い。


ひとつ気になったのは、東京の夜景が好きってのは母親の影響という割には、ヒロインの母親の存在感がないことかなぁ。 ご存命なんだっけ?って一度読みかえしたくらい。


【データ】
タアモ
あつもりくんのお嫁さん(←未定)
【発行元/発売元】講談社 (2018/9/13) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ あつもりくんのお嫁さん(←未定) (1) (KC デザート)

田舎で暮らす中学生の錦は、勉強が大好き。でもじつは、親が決めた許婚がいて地元での生活にちょっと息苦しさを感じている。そんなある日、東京からやってきた高校生の敦盛と出会う。独特の価値観を持つ敦盛は、地元から逃げ出す方法としてまさかの結婚を提案! 敦盛に強く惹かれていく錦は、猛勉強の末、彼を追いかけて東京の高校に進学するけど…!? 「たいようのいえ」のタアモ最新作。


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【オススメ】 池田邦彦/山手線ものがたり


山手線ものがたり (ニチブンコミックス)

■【オススメ】 昭和な絵柄で実際に昭和30年代を舞台に、 山手線全駅を交えた29エピソードを描く。

昭和30年代を舞台に、昭和な絵柄で 描くマンガは、山手線各駅を 舞台にした全29話。


各エピソードで全く人物が変わるのかと思いきや、 都立高校3年の女子が主人公で全話をつなぐ形。 話はノスタルジー。舞台が過去、というだけでなく、 その現代の時点から遡って話が語られる。


ヒロインが結構アクティブに動き回るのは、 そうでないと話が動かないから当然だが、 受け身でない分読んでいて面白い。


主人公が色々な経験をしていく 成長譚。構成は探偵の助手ものに 近いかな。 ところでお母さんは隠れて結構なキャラクター。 懸賞当てるし競馬好きだし、案外いいタマ。 この人物中心に話作るとまたとぼけた感じになりそうだが。


【データ】
池田邦彦 (いけだくにひこ)
山手線ものがたり
【発行元/発売元】日本文芸社 (2018/9/7) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作)
■購入:
amazon→ 山手線ものがたり (ニチブンコミックス)
昭和30年代、東京――。 今と変わらず都心を回っていた山手線。 鮮やかなうぐいす色に塗られた、都民移動の大動脈。 その駅の一つ一つに、名も無き人々の ささやかなドラマが詰まっている…。
電車漫画の名手・池田邦彦が満を持して贈る 「山手線の物語」。全29駅、全29話。


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【オススメ】 小坂俊史/ゆとりの町長


ゆとりの町長 (まんがタイムコミックス)

■【オススメ】田舎町の町長選挙、という 絶妙な題材を扱う一巻完結もの4コマ。

東京から故郷に帰ってきた女子。 町長はずっと変わらず無投票の状態、 町民も無能と思っているが替わりに立ってくれる 人もなく。そんななか、東京でバリバリ 働いていたが彼氏と袂を分かった人物も 町に帰ってきており、町長選立候補を企図しているという。 彼女が町を変えるかも、とヒロインがお手伝いをしようと した矢先、支えるべき人は東京に帰ってしまった。 そこで彼女はちょっとした勘違いから、 自身が町長選に立候補することになる。


ノーアイディアだがフットワークの軽い ヒロイン。もちろん参謀は必要なので、 ツッコミ役はつく。 目指すのは、東京に戻りたくなくなる町。 とはいえ何をすればいいのかはわかっていないので 空回りをしまくるが、行動はなんだかんだで 種まきにはなっているのだった。


小さな町の抱える問題を描きつつも、 町長選までを描く主人公の成長譚なので 話はゴールに収束していく展開。 それはそれで面白いのだが、 あとがきを読むと当初はひょんなことから 当選してしまった新人町長が公約のつじつま合わせを しようとする話だったようで・・・ 正直そっちのほうが読みたいです。


【データ】
小坂俊史 (こさかしゅんじ)
ゆとりの町長
【初出情報】まんがタイムオリジナル(2017年〜2018年) 【発行元/発売元】芳文社 (2018/8/7) 【発行日】2017(平成29)年月日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作)
■購入:
amazon→ ゆとりの町長 (まんがタイムコミックス)
どシロウトの無職女子は 町長になれる…のか!?
東京から故郷に戻ってきて町長選に立候補することになった町本ゆとり(24)。 お金も組織もない状態で彼女にあるのは若さと無謀さのみ。 いろんな世代と触れ合うことで町への愛着も感じ始めながら活動を続け、いざ選挙へ!


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【オススメ】 登田好美/彼の愛情の秤


彼の愛情の秤 (フラワーコミックス)

■【オススメ】よくある少女漫画に デリケートなテーマを載せたのは、正解。

クリスマスの日、彼氏にバイトと言われたが、 その彼が別の女と歩いているところに遭遇してしまう。 でも、世界が終わるわけじゃない、いちいち悲しんだりしない、 と思っていたヒロイン。前向きで、次、と思っていたのだが。


学校で人気者の男子が、同性の友人に対して恋愛感情を 持っていることを偶然知ってしまう。 目撃してしまったことに驚き後ろめたさを感じるが、 同性同士の恋愛に対する嫌悪感はなかった。 とはいえ、それは報われない恋では、という彼女に、 男子は「気持ちがつり合わないなら/男も女も同じじゃない?」 と返すのだった。


表題作は3話完結の一巻本。2012年2月刊行 のようで、なんで今サルベージしたのかというと、 電子版は今年のリリースだったようで 電子書籍アプリにダウンロードしてあったから。 読み終わって、これは新刊ではないのか、と気がついた。


少女マンガの恋愛のフレームで描く話。 BLは女子人気が出そうだが、身近であったら 嘲笑されてしまうのか?この辺は正直わからない。 男子の間ではそういう話もありそうだが。 そして、きちんと人と人とで向き合おう、 という内容なのだが、この世代だとそうして向き合ったら その相手を好きになるのもまた当然で。


報われない恋をしている相手に 恋をして同じ思いを味わう、 というのは王道であり定番だが奥の深い話。 ヒロインが別に良い子ってわけじゃないが 悪い子でもなく普通の感性の持ち主というのが 読んでいてするっと入ってくるところだろうか。


【データ】
登田好美 (とうだよしみ)
彼の愛情の秤
【初出情報】ベツコミ(2011年〜2012年) 【発行元/発売元】小学館 (2012/2/24) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作)
■購入:
amazon→彼の愛情の秤 (フラワーコミックス)
胸の最深部を切り裂く、未知なる純愛!
容姿端麗で成績優秀。人望も厚い、という同学年の男子・有重律(ありしげりつ)。誰もが惹かれる彼の笑顔に、未央子(みおこ)は得体の知れなさを感じていた。そんなある日、未央子は、有重が部活仲間の男子・浅場(あさば)に恋をしているという事実を知ってしまう。
未央子が知っている恋は、ダメになったら次を探せる恋。けれど有重が浅場に寄せる想いは、そこまでに純粋で、どこまでも深い、世界でたった一つきりの恋だった。
そんな有重の側にいるうちに、未央子の中で、まったく未知の感情が芽生え始めて…!?
人は人の何に恋をするのか。中身だというのなら、どんな姿でも愛せるのか。たとえ性別が変わっても…。
鮮烈な作品の世界にどっぷりと浸ってください!


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【オススメ】 小西明日翔/来世は他人がいい


来世は他人がいい(1) (アフタヌーンKC)

■【オススメ】 暴力団の孫同士を描く、 いまどきアウトサイダーな物語。 そこでしか生きられない人間を さらっと描く様はユニーク。

関東と関西の暴力団が和睦。 週刊誌のリークでは 孫同士の縁組も、と書かれていたが、 大阪にいる組長の孫娘には寝耳に水。 しかしそれも組長が画策したものだった。 なんだかんだで話に乗せられたヒロインは、東京へ。 そこで出会った向こうの孫息子は 一見普通に見えたのだが、その裏には歪んだパッションが 潜んでいた。


話題になっている作品で、発売当初も面白く読みはしたが、 しかしこの、現代のヤクザの世界、という テーマで今何を描くつもりなのか、 広げようがないのでは?と思い放置していた。 どういう読み方をするかで印象がだいぶ変わる話だろう。


見合いから始まる恋愛話、ではある。 生まれ育ちが様々なものを規定する、 という制約話でもある。 ヤクザの娘ということで距離を置かれてきた女子が、 今までと違う場所で自分を知らない人もいるところで どう生きるか、という物語でもある。 男子の側にすれば、自分の居場所をどこに探すか、 という問題。さらに、自分の興味を惹く相手が どこかにいるだろうか?という話でもある。


一応、物語には、別の組の娘が行方不明になった、 という話も投入しており、読ませる要素は充分。 さらに、主人公たちが境遇の割に思考は 前向き、とはいえ行動は常人からは逸脱している。


いろいろと推奨しづらいのだが、 面白いかどうかと問われれば、面白い。 2巻刊行済→来世は他人がいい(2) (アフタヌーンKC)


【データ】
小西明日翔 (こにしあすか)
来世は他人がいい
【発行元/発売元】講談社 (2017/11/22) 【発行日】2017(平成29)年11月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 来世は他人がいい(1) (アフタヌーンKC)
極道の家で生まれ育った女子高生、染井吉乃。家庭環境は特殊でも、おとなしく平穏に日々を過ごしてきた。婚約者の深山霧島(みやま・きりしま)と出会うまでは――!デビュー作『春の呪い』で「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクインした小西明日翔の最新作。はみ出し者たちが織りなす、スリルと笑いが融合した極道エンタメがここに誕生!!


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【オススメ】小西明日翔/春の呪い

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【オススメ】 川端志季/僕のオリオン


僕のオリオン 1 (マーガレットコミックス)

■【オススメ】 周りを気にする美少年が、自分のファンだという子に 出会い、心惹かれていくのだが。これまた、きれいな絵で、巧いが、しんどそうな話だな・・・。

少年はルックスよく人気者だったが、自分の位置を守るために周囲を見て立ち回りかたを決めるような人物。そんな彼が、ひとつ下の、地味で、メガネで、チビな、底辺の女の子と出会う。


うわべだけの人間関係は、ボタンの掛け違いで色々なものが手のひら返しに。そんななか、この後輩の女子が卒業の際にくれた日記を読み、彼は涙を流す。自分は自分のことが嫌いだけど、この子の日記に出てくる自分のことは、好きかもしれない、と。そんな子が自分を追って同じ高校に進学してきた。


そこから始まる恋物語、かというと、そうでもない。いや、男子のほうは結構気になり、これは恋かも、と自覚がある。だが、彼女のほうは、ファンです、と言うだけで、遠くから迷惑にならないように応援しますと。 友達にならないか、とアプローチしても、ファンでいさせてくださいと、彼女には壁がある。それには理由があった。


可愛い絵で読みやすい。少女漫画的なシチュエーションでもある。周囲の人物配置もよくできている。しかしそのうえで、卑屈に見える主人公に相当なものを負わせている。なかなかヘビーそう。恋愛ものに発展するのかと思ったら、友達とはなにか、人間関係とはなにか、を描く話だったとは。


【データ】
川端志季
僕のオリオン
【発行元/発売元】集英社 (2018/7/25) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 僕のオリオン 1 (マーガレットコミックス)
大月冴門は頭も良くてイケメン、王子ともてはやされる完璧男子なのに、周囲の顔色を見て生きている自分のことが大嫌い。上辺だけの人間関係に嫌気がさしていた冴門は、下校中に冴えない女子・亀平小絃に出会う。なぜかいつも楽しそうな小絃のことが気になり、少しずつ惹かれ始める冴門。そして中学の卒業式に小絃から人生を変える衝撃的プレゼントを受け取り…?


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