このマンガ一巻がすごい!2016年05月編

今月に読んだ漫画1巻で特に印象に残った作品をご紹介
月間オススメ

□今月のパワープッシュはこちら(今月レビューした本ベースなので新旧入り混じっております。旧作クラシックも含みます) 
1. 森下suu/ショートケーキケーキ
2. 八寿子/こんな未来は聞いてない
3. ななじ眺/ふつうの恋子ちゃん
4. 香魚子/きみとユリイカ
5. 伊藤正臣/タネも仕掛けもないラブストーリー
6. 宇仁田ゆみ/ねむりめ姫
7. 星崎真紀/魔法のリノベ
8. 鳥野しの/麦の惑星
9. 武蔵野創/灼熱カバディ
10. 大谷紀子/おとむらいさん
11. 和田竜、吉田史朗/村上海賊の娘
12. 高田慎一郎/放課後アサルト×ガールズ

一巻完結本では、 谷和野/はてなデパート 槻城ゆう子/通りすがりの怪事件 磯谷友紀/ぼくの夜に星の出る がオススメです。

2016-05-31


●2016年5月31日発売の「紙」書籍→(★☆は電子書籍あり:★は紙書籍と同発で安価、☆は紙書籍と同価格ないし紙書籍より発売遅延)
星雲社 レジーナCOMICS 転生者はチートを望まない 1 (Regina COMICS) 奈月 葵、船津早稲
白泉社 書籍扱いコミックス 進め!なつのロケット団 1 (楽園コミックス) あさりよしとお
白泉社 書籍扱いコミックス ウサギコットン100% 1 (楽園コミックス) TONO



2016-05-30


●2016年5月30日発売の「紙」書籍→(★☆は電子書籍あり:★は紙書籍と同発で安価、☆は紙書籍と同価格ないし紙書籍より発売遅延)
☆ 小学館 ビッグコミックス ヒュプノス (ビッグコミックス) 成瀬乙彦
☆ 小学館 ビッグコミックス 淋しいのはアンタだけじゃない 1 (ビッグコミックス) (1) 吉本浩二
★ 少年画報社 YKコミックス 肉女のススメ 1巻 (ヤングキングコミックス) 小鳩ねねこ
新書館 ディアプラス・コミックス 花恋つらね (1) (ディアプラス・コミックス) 夏目イサク
☆ 小学館 ビッグコミックス〔スペシャル〕 深夜食堂 16 (ビッグコミックススペシャル) 安倍夜郎



【オススメ】 鳥野しの/麦の惑星


麦の惑星 1 (フィールコミックスFCswing)

■【オススメ】宇宙人との擬似家族ものファンタジー。 「 メロポンだし! 」よりもハートフル指向。

山に隕石らしきものが落下してからほぼ一ヶ月。 山の上にあるパン屋に住む兄弟の「弟」は、 実は不時着した宇宙人だった。


なんで「弟」という設定が通用するのか、といえば、 まぁ片親が違うということで押し通せば深くは聞かれないから。 宇宙人はそれを雑だなぁと思うのだが、 彼の焼くパンがおいしく、「あと少し救助が来なくてもいいかなんて思ったり」するのだった。


そんな擬似家族物語。 宇宙人自体は寂しいという概念がそもそもないらしく 一人で問題なさそうなのだが、彼が来たことで「兄」が張り切っている という点が、この手のマンガではユニークで面白い。 たいていは人間は巻き込まれ型で仕方なく宇宙人を養うはめになり、 でも親愛の情が湧いてくるという展開なので、そこをすっとばして 話が進んでいるのは新鮮な感じがした。とはいえその分、 物語の厚みが薄くなっており、それをどう埋めるかは課題。


ハートフルなファンタジー物語として安定の出来栄え。 特に何がある話ではないが、ほっこり感はオススメ。


【データ】
鳥野しの (とりのしの)
麦の惑星
【初出情報】FEEL YOUNG(2015年〜2016年) 【発行元/発売元】祥伝社 【レーベル】FCswing 【発行日】2016(平成28)年5月15日初版第1刷発行 ※紙書籍で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→麦の惑星 1 (フィールコミックスFCswing)
最近、弟ができました。パンが好きな……宇宙人の弟
パン職人兄×宇宙人弟の ほっこり兄弟ごっこダイアリー
舞台は山の上のパン屋さん。 若き店主・紺太は宇宙船の事故で遭難し、 食料を探していた宇宙人・まみ太に出会った。 先の見えない状況にもケロッとクールなまみ太に、 紺太はいてもたってもいられず 「迎えがくるまでウチにいろ」と告げた。 そんなわけでパン屋さんには、 “弟くん”がやってきた――。


■当サイトの著者他作品レビュー
【オススメ】 鳥野しの/オハナホロホロ

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【オススメ】 伊藤正臣/タネも仕掛けもないラブストーリー


タネも仕掛けもないラブストーリー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】マジック交えた恋愛もの。良質なラノベっぽい題名が洒落ている。

奇術部の部長は女子部員を屋上に呼び出した。そこで彼女に手品をさせたところで彼が言う。「みんなの目は騙せても俺の目は騙せん」「君のトリックは手品ではない!」「超能力だっ」


超能力を使うのは手品ではないだろう、とマジックに愛のある部長は拘わる。一方の部員のほうは、なぜ手品にこだわるのかを部長に問いつめられ、理由を言わないまま奇術部を退部すると言って去る。そこへ他の部員がきて、部のホープが退部ってなんだ、告白したんじゃなかったのか、とつめよられ、慌てて部長は彼女を追う。「付き合おう」というのだが彼女の願いは「私を選抜メンバーにしてもらえますかっ」というものだった。


コンテストに出てテレビにでてアイドルになりたい、というのが彼女の夢。なかなか自分から表に出る勇気がなかったが、手品師なら持っている能力を活かせるのでは、と思ったという斜め上かげん。ただ思い違いからの告白も、本当に付き合うことになる。偶然から始まる恋の話。


彼女の超能力はものを少し動かせるだけ、しかも一日に使える回数の制限つき。一方、部長は有名なマジシャンの息子で業界内では知られており、でも自分なりのマジックを追及したくてプロの世界ではなく学校の奇術部で活動をしている。そして部長には幼なじみでプロをめざす女子のマジシャンがおり、そのことを知ったヒロインは自分と部長の関係性が崩れるのではないかと思い心が揺れ始める。


結果、三角関係話になるというのは定番の展開だが、そこに超能力が絡んでヒロインの力が暴走するのはSF的。そんな物語を、ベースは手品、マジックの 話であるとして包み込んでいるところが上手なアプローチである。


【データ】
伊藤正臣
タネも仕掛けもないラブストーリー
【初出情報】ミラクルジャンプ(平成27年〜28年)、週刊ヤングジャンプ(平成27年) 【発行元/発売元】集英社 【レーベル】ヤングジャンプコミックス 【発行日】2016(平成28)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→タネも仕掛けもないラブストーリー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
ある日、奇術部に入部してきた新入部員・奇之下ひばりの素人離れした手品スキルに疑惑を抱いた小熊沢は、実は彼女が物体を動かす超能力者であることを知る。能力を駆使し、アイドルデビューを夢見るひばりは、小熊沢のサポートのもと、部の選抜メンバーとして手品コンテストへ出場することを望んでいた。小熊沢はこれに協力。かくして秘密の協定を結んだ2人のちょっぴり不思議な部内恋愛がスタートし…!?


■当サイトの著者他作品レビュー
伊藤正臣/片隅乙女ワンスモア
伊藤正臣/ツギハギ生徒会

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野広実由/はとバス乗ったら 知らない日本が見えてきた


はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた<はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた> (コミックエッセイ)<はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた> (コミックエッセイ)

■題名からもっと突っ込んだ内容のエッセイを期待したのだが・・・残念。

外国人向けのはとバスツアーのガイドさんを題材にしたエッセイコミック。プロの作家が描いているので読み易いのは良い点だが、「知らない日本」は殆どみえてこなかった。


外国人が日本でどういうところを気に入って、どういうものを面白がり、どういうものは敬遠するのか、といった点はぱらぱらと記されているのでインバウンド対策という視点では面白い部分はある。逆にそこに特化したほうが良かったのではないか。


いろいろ描けないことがあるからこういう内容なのか、語りたいことがあまりないあるいは整理されていないからこういう内容になったのか、正直よくわからないが、金を払って読ませるたぐいの中身ではないだろう。KADOKAWA〜メディアファクトリーのコミックエッセイは安定して面白いと思っていたのだが粗製濫造に入ってきたのは、商売厳しいのだろうか。KADOKAWAは刊行数が多すぎて消費者としては正直かなわん。それでコミックエッセイは4桁円するとなるとコストパフォーマンス的に最低という印象しか残らない。ブックウォーカーで買ったら安いのかもしれないが、電子書籍を買うところは極力まとめたいので・・・。


【データ】
野広実由 (のひろみゆ)
はとバス乗ったら 知らない日本が見えてきた
【発行元/発売元】KADOKAWA 【発行日】2016(平成28)年5月26日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準)
■購入:
amazon→はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた<はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた> (コミックエッセイ)<はとバス乗ったら知らない日本が見えてきた> (コミックエッセイ)
東京を案内して68年・はとバスに乗れば日本が見えてくる!? おなじみ黄色いバスで「お・も・て・な・し」まだ見たことのないトーキョーが見えてくる!


■当サイトの著者他作品レビュー
野広実由/なないろレシピ
野広実由/うちの姉様



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カツヲ/金のタマゴ


金のタマゴ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

■出版業界という同業を描くのにこんな内容でよいのか?と思いつつ、同業だからこそシャレになるのか。

新人編集者を描く4コマもの。1頁に4コマ1本というコストパフォーマンスの悪いスタイル。それでも面白ければ良いのだけれど。うーん、4コマとして考えれば別に面白くないことはないのだけれど、職業ものでバカキャラ出してそれで回すというスタイルの4コマは手法として古くないか?


ラノベ文庫編集部に配属されたヒロインと、マンガ雑誌に配属された同期を中心にしたお話。担当を持ち、作家を盛り立てて、賞を目指す。少しでも上の賞になるように改良させる。それ自体はその通りなんだろう。賞の裏側を知ると、応募したママではないんだとか担当と二人三脚で賞をとらせるよう画策するという話もあり、それってどうなの?ともやっとする向きもあるが、プロの作家はデビューした後が大事なので本当に活躍できる作家を見出すにはこれで正しいのだろう。


本作でいらっときたのは、アニメ制作の現場にヒロインが勝手についてきて勝手な発言をし勝手な行動をとっている点。これはダメでしょう・・・出版社がこうした内容の作品を普通に発売してしまうという時点で、大丈夫か?と言われて仕方がないレベルに見える。うーん。「重版出来」がテレビドラマにもなっているなかで、ラノベ編集部とはいえ編集部描く新作マンガがこれって、出版社的にどうなんだ?


【データ】
カツヲ
金のタマゴ
【発行元/発売元】講談社 【発行日】2016(平成28)年5月1日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★
■購入:
amazon→金のタマゴ(1) (週刊少年マガジンコミックス)
夢は一千万部をこえる作品を作ること! 新人ラノベ編集者、桜井珠子の奮闘よんこま! 新人賞受賞、書籍化、アニメ化……。越える壁があるほど燃えてくる! いろいろな人を巻きこんで、珠子、夢に向かって駆け抜けます──!!


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